GIRLS ROCK SPLASH!! 2017 Winter LIVE REPORT (後編)


2017_02_05豎コ螳壼・逵・5.Risky Melody豎コ螳・P1140634-2イベンターのオデッセーが定期開催中、ガールズバンドを集めたイベント「GIRLS ROCK SPLASH!!」。2月5日、新宿ReNYを舞台に「GIRLS ROCK SPLASH!! 2017 Winter」が開催になった。出演したのは、 HelloMusic/Risky Melody/CANDY GO!GO!/みならいモンスター/JULiC/CREA/HighChe’s!!/ Chu’s day.の計8バンド。今回は各バンド40分ステージということから、それぞれが自分たちの魅力をしっかりと発揮してゆくステージングを展開していた。
 この日も、レギュラー司会者のハグてっぺい氏の司会のもと、ライブ後には出演者たちを呼び込み、軽妙なトークも行なっていた。ここでは、後半部を彩ったRisky Melody/CREA/CANDY GO!GO!/Chu’s day.のライブの模様をお届けしたい。

Risky Melody
2017_02_05豎コ螳壼・逵・5.Risky Melody豎コ螳・P1140623剣を振りかざし姿を現したのは、ALICE。剣を手にしたということは、Risky Melodyの魅力を司るシンフォニックハードでドラマチックな『A NEW DAY』からの幕開けという合図だ。重厚な演奏の上で、彼女たちは雄々しく高らかにドラマを描きあげてゆく。演奏が進むごとに胸を昂らせる感情が生まれ、みずからも勇壮な騎士の一員となり声を上げたくなっていた。激情と静寂二つの表情を巧みに織りまぜ、Risky Melodyはスケールあふれた物語をそこに描き出していた。
「笑って笑って」、哀切な声で相手を求める始まり。演奏が重なりだすと共に、その想いへ哀な色が次々と塗り重なってゆく。『Pierrot』に触れている間、心は悲哀な感情に浸りながら、身体は昂る演奏に触発され拳を振り上げずにいられなかった。嘆きと高揚を与えてゆく『Pierrot』、人はみんなピエロのような仮面を持っている。だから、この歌へ共鳴を求めるように手を伸ばしたかったのだろうか?!
場内の熱が一気に昂りだした。いや、大勢の人たちが声を張り上げ、思いきり拳を天高く突き上げてゆく。Risky Melodyのテーマ曲『Risky Melody』に触れたとたん、気持ちがはしゃがずにいられなかった。熱を帯びた感情をもっともっと熱していかないことには、彼女たちの気迫に挑みかかっていけない。何時しか場内には、互いに心を繋ぎあったうえでの熱狂の戦いが生まれていた。2017_02_05豎コ螳壼・逵・5.Risky Melody豎コ螳・IMG_1615Rieの重厚なドラムビートに導かれ流れたのは、歌謡メロウな表情も携えた情熱的な『light the lights』だ。大きなランプを手に歌うALICE。沸き上がる感情を、高揚する想いを吐き出さないことにはみずからが壊れそう。そう言わんばかりの勢いで彼女は歌いかけていた。この歌は、仲間たちと一緒に未来へ向かって進むための、みずからの心へ戦いを挑むための宣言歌?!。
演奏陣3人による美しくもドラマチックな、勇壮で気高き楽曲のインストメドレー演奏を挟み、ライブは後半戦へ。
気持ちを開放するように奏でた『閃光よりも眩しいヒカリ』へ導かれ、大勢の人たちが満面の笑顔で歌うALICEへ向け、頭上高く掲げた手を振りかざし、雄叫びを上げながら破顔した笑顔を向けていた。終盤には、フロアーにサークルモッシュも登場。共に想いを勇壮に滾らせながら、光をつかもうと気持ちを一つに重ね合っていた。昂った気持ちを一つに溶け合わせるよう、最後に雄々しく勇壮に『ALL AS ONE』をRisky Melodyはぶつけてきた。場内中に響く「ウォーオーオー!!」の雄叫び、互いに昂った気持ちを音楽を通し一つに結びながら、Risky Melodyは仲間たちとこの日も誓いあっていた。共に一つになって光をつかもうと。場内に響いた「ALL AS ONE」の絶叫がその答えだ。

http://risky-melody.com/

CREA
2017_02_05豎コ螳壼・逵・6.CREA豎コ螳・IMG_2181Hirokaの轟くベースが今宵の熱狂への合図だった。唸る音へ導かれ『GO+ON』が重い音をガシガシと叩きつけてきた。黒いうねりに煽られ、場内中の人たちも身体を大きく倒し、熱した音の塊を全力で受け止めていた。熱は十分に高まってきた。あとは、爆発の合図を待つだけだ!!。
 その合図を告げたのが、重い音を回転させながら駆けだした『ReBORN』だった。観客たちを挑発してゆくNaki、いや、CREAのメンバー全員が観客たちへ牙を剥き出しに挑みかかっていた。フロアー内に膨らんでゆく重い衝動、黒い衝撃。今のCREAは、なんて挑発的なんだ。
天高く突き上がる無数の拳。スリリングな熱を持って『REASON』が襲いかかってきた。「叫べ!」「強く!」。 舞台上も客席の人たちも気持ちを開放し、熱した魂を解き放つように荒ぶる声を上げていた。何処のファンなど関係ない、誰もが沸騰した想いへ突き動かされるように叫び声を上げていた。
 へヴィファンク/ラウドディスコな『Flap×Slap!』の登場だ。飛び跳ねずにいられない黒い熱狂のグルーヴに大勢の人たちがまみれては、「フッフーッフゥ!!」と声を上げ騒ぎ続けていた。「飛び立てるはずさ」。そう、この歌に身を預けている間、誰もが背中に映えた翼をはためかせ、その場で飛び跳ねていた。黒い熱狂の音楽をエネルギーとしてむさぼり喰らいながら…。2017_02_05豎コ螳壼・逵・6.CREA豎コ螳・P1140714場内に轟き渡る観客たちの絶叫。昂る感情をぶっ壊してやるとばかりにCREAは『GO+AHEAD』を叩きつけた。感情のエンジンをフルスロットルに、「革命を起こせ!!」と観客たちの感情を熱く滾らせてゆく。間奏では、いろんなバンドのファンたちが両肩を組み交わし、雄叫びを上げながら身体を折りたたみ続けていた。何より、止まぬ絶叫と上げ続けた拳が熱狂を物語っていた。その熱気を冷ましてなるかと、CREAは『Last Dance』を突き付けた。休むなんてあり得ない、CREAと一緒に限界まで騒ぎ続けてこそだ!!
ヤバい、感情のメーターがレッドゾーンを振り切ったどころか、計測不可能だ。「君の側で泣いて、君の側で笑い、君の側で生きてゆく」と『君のそばで生きていくこと』を歌うその歌声は、CREAと彼女たちの音を通した生きざまに共鳴した人たちとをきつく結び合う最高のアンセム。互いの繋がりを熱狂の中で感じながら、最後にCREAが突き付けた『GO MY WAY!』へ飛び乗り、誰もが「ウォーオーオー!!!!」と叫び続けていた。互いに野生に戻り騒ぎあったこの瞬間に喜びを覚えれば、生きていることの楽しさを実感していた。「今年のCREAはガンガン突き進みます。一瞬も目を離すんじゃねぇぞ!!」。Nakiの叫んだその言葉が、胸に突き刺さってきた。2017_02_05豎コ螳壼・逵・6.CREA豎コ螳・P1140733

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CANDY GO!GO!
2017_02_05豎コ螳壼・逵・7.CANDY GO!GO!豎コ螳・IMG_2384先に触れておくと、この日は公開リハーサルを行なったうえでの本番のライブ。CANDY GO!GO!は、本編で披露しない『overdrive』をリハーサルで演奏。こういうサービスが嬉しい…と言うか、ファン想いのCANDY GO!GO!らしい冴えたプレゼントじゃない。
クールな出で立ちだ。でも、そのたたずまいの中からは何処かデンジャラスな匂いが漂ってくる。妖しく挑発するようにムンムンと大人の色気を振りまき、CANDY GO!GO!は『ハイボールの制約』を歌いかけてきた。けっして煽るわけではない。でも、「飛び掛かってきなよ」とさりげなく煽ってゆく仕種に、何時しか場内中の人たちが声を上げていた。今夜のバンドを従えたCANDY GO!GO!のパーティ、ちょっとヤバい匂いを感じてしまう。
スリリングさを携え『JACK!』が駆けだしたのが合図だった。先ほど以上に妖艶な仕種のもと、7人は「かかってきなさいよ」と言わんばかりに観客たちをムンムンに挑発し始めた。フロアーの人たちはメンバーの動きに合わせ、前後左右に駆けながらその煽りを真正面から受け止めていた。

ポップに弾むように、軽やかな演奏に飛び乗りCANDY GO!GO!は『いつか忘れられない女になる』を届けてきた。胸をキュンと弾ませるとてもキュートな楽曲なのに、舞台上の7人は、触れたら火傷しそうなセクシーさをムンムンに放っている。身体の動きがダイナミックだからこそ、余計に視線が釘付けになってしまうのかも知れない。何より、大きなステージ上でさえ狭く感じさせるほど、今のCANDY GO!GO!は存在感を放ってるということだ。
『Cinderella Call』は、長年CANDY GO!GO!を支え続けてきた曲。この歌に触れていると、明日へ向かって走っていける、みずからも光を手に輝ける自分になれる。メンバーたちもステージ上を目一杯駆使し、「私だけを見て」とムンムンなボディを大きく揺らし歌いながら、ギラギラとした熱狂をその場に作りあげていた。「夢を信じてる」、その気持ちがある限り、この歌に触れ続けていれば何時だって僕らは輝きを手にしていける。そして、誰もがシンデレラになれるはず…。2017_02_05豎コ螳壼・逵・7.CANDY GO!GO!豎コ螳・IMG_2488一転、影を持った演奏がズーンと響きだした。痛みを抱えた心模様を、吐き出せない心の傷をCANDY GO!GO!は『事件File.055』を通し伝えてきた。心が闇(病み)に包まれそうな経験は、誰にだってあるだろう。それを彼女たちは仕舞い込むのではなく、歌を通して晒すことで、共に痛みを分かち合おうと歌いかけてきた。熱狂にムンムンするだけがCANDY GO!GO!じゃない。心の声を叫ぶ姿も、彼女たちの歌に深みを覚える大切な要素だ。
軽快に演奏が走り出した。ズクズクと肌を傷つけるギターサウンドとタイトなビートに乗せ、凛々しく、でも確かな希望を胸に彼女たちは『endroll』を歌いかけてきた。この歌に触れていると、一人じゃない、何時だって支えてくれる仲間がいると信じていける。その気持ちを感じられたとき、自然と声を張り上げ彼女たちと一緒に叫びたくなってしまう。後半に生まれた止まない絶叫。次第に上がってゆく熱。ふたたび場内にムンムンとした空気が描き出されていた。
加速度を上げ、荒ぶるエネルギーを抱きながら『絶対加速少女C』が飛び出した。フロアーでは演奏に合わせ何度も何度もモッシュしてゆく輪が生まれていた。舞台上で挑発してゆくメンバーたち。その刺激を熱狂に変え騒ぎ立ててゆくファンたち。場内に生まれたムンムンとした熱。その熱気さえ糧にしながら、CANDY GO!GO!は熱狂をどんどん加速させていった。2017_02_05豎コ螳壼・逵・7.CANDY GO!GO!豎コ螳・P1150338バンドスタイルで披露したライブの最後を飾ったのは、パンキッシュなノリを魅力にしたシンガロングナンバーの『NERVOUS VENUS』だ。弾け飛ぶ演奏の上で、誰もが「NERVOUS VENUS」と叫んでいた。なんて気持ちを開放してゆく歌だ。絶叫を上げなきゃこの興奮はおさまらない。それくらい気持ちを輝かせてくれたことが嬉しかった。身体は汗でムンムンしていたけどね。

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Chu’s day.
2017_02_05豎コ螳壼・逵・8.Chu`s day豎コ螳・P1150594ライブの前に、新曲『ROCKSTAR』のMV撮影を実施。とくにオレンジのTシャツ軍団がとてもノリ良い動きを見せていただけに、この日の模様がどんなMVに仕上がるのか楽しみだ。
 MV撮影で生まれた熱狂を引き継ぐ形でライブはスタート。冒頭を飾った『Cycling』の時点で、すでに盛り上がりはクライマックス常態。軽快に走る演奏に誰もが身を預け、手にしたタオルを頭上高く振りまわし、ハートビートが加速してゆくままにはしゃいでいた。   
 火照った身体、熱気に支配された場内へさらに光を注ぐようChu’s day.は『愛の光』を届けてくれた。胸のドキドキがどんどん大きく膨らんでゆく。破裂しそうな勢い?!。むしろ、破裂するまでこの熱した想いを感じ続けてたい。お馴染み「愛の光」の合唱。あの一体化した熱が、たまらなく愛おしい。

身体を横揺れしながらのスタート。でも演奏が走り出したとたん、身体中から熱した感情がぐんぐん沸き上がってきた。力強く主張してゆく『Hip Hip Hooray』に刺激を受け、会場中の人たちが拳を振り翳し、気持ちのままに声を張り上げ嬉しく熱に溺れていた。
熱した会場をもっともっと火照らせようと、躍動的なビートに乗せ『HOT GIRL』が飛び出した。挑発するように歌うERI。サビでは会場中の人たちが大きく手の花を揺らしてゆく。いや、身体が勝手に騒ぎたてていた。気持ちを心地好くシェイクするように『Lovesick girl』が飛び出した。フワフワっと弾む歌と演奏が、触れた人たちにも嬉しいドキドキを注入していく。軽やかな演奏に身を任せているだけで、ふんわり夢心地を味わえている気分。なんてチャーミングな歌なんだ。ドキドキが止まんないよ!!2017_02_05豎コ螳壼・逵・8.Chu`s day豎コ螳・IMG_2547身体を横揺れさせるシェイクしたビートに乗りながら、大勢の人たちが手拍子をしてゆく。サビで「ねぇねぇねぇ」と歌うたびに、会場中に無数の大きな手の花が揺れていた。『ねぇ』を通して生まれた晴れな風景。爽やかなのに身体中へ火照った熱を覚える、その感覚がとても嬉しいじゃない。一変、スリリングな音を突き付け、Chu’s day.はふたたび場内へ熱気を呼び起こした。『GAME』に刺激され、はしゃきだした身体の躍動が止まらない。いや、このまま最後まで突っ走りたい!!。腹の奥底から沸き上がる声を解き放たずにはいれないんだ!!2017_02_05豎コ螳壼・逵・8.Chu`s day豎コ螳・IMG_2909『Rocking shoes』が流れた瞬間、大勢の人たちが舞台上に高く腕を捧げだした。絶叫を上げ、熱い手拍子をぶつけ、感じるがままに飛び跳ねながら、舞台上の4人に一つに溶け合おうと想いを届けていた。『Rocking shoes』は、何時だって僕らの心の足を前へ前へと踏み出させてくれる。後ろなど振り返らず、力強く一歩を踏み出す力を与えてゆく。その勇気をチャージしたくて、誰もがはしゃぎながら身体中に熱を感じていた。
輝ける日に向かってゆくための約束を交わすように、最後の『GLORY DAYS』を通し、メンバーと仲間たちは熱狂を通して抱きしめあっていた。サビでタオルを振りまわしせば、終盤には場内へサークルも誕生。最後の最後まで気持ちを無邪気に開放しながら、彼女たちと最高の愛を交わしあっていた。

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 今回で、「GIRLS ROCK SPLASH!!」は一度イベントの幕を閉じる。ふたたび再開する日まで、オデッセーのホームページを通し、しばし報告を待ち続けていて欲しい。

PHOTO:
TEXT:長澤智典

「GIRLS ROCK SPLASH!!」 Web
http://girlsrocksplash.com/

オデッセー Web
http://ody-inc.com/

Risky Melody
『A NEW DAY』
『Pierrot』
『Risky Melody』
『light the lights』
『インストメドレー』
『閃光よりも眩しいヒカリ』
『ALL AS ONE』
http://risky-melody.com/

CREA
『GO+ON』
『ReBORN』
『REASON』
『Flap×Slap!』
『GO+AHEAD』
『Last Dance』
『君のそばで生きていくこと』
『GO MY WAY!』
http://crea-music.com/

CANDY GO!GO!
『ハイボールの制約』
『JACK!』
『いつか忘れられない女になる』
『Cinderella Call』
『事件File.055』
『endroll』
『絶対加速少女C』
『NERVOUS VENUS』

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Chu’s day.
『Cycling』
『愛の光』
『Hip Hip Hooray』
『HOT GIRL』
『Lovesick girl』
『ねぇ』
『GAME』
『Rocking shoes』
『GLORY DAYS』

https://www.chusday.net/